記憶の支配
Twitterに岡崎体育が「レジヘルプの時にビートルズのHELP!が流れるイトーヨーカドー」みたいなツイート見て、ああ知ってる、元カレが言ってた、と思い出したくもないことを思い出した。
長いこと付き合っていて、彼が好きだった音楽が聴こえるたびに、一緒に見たテレビを見るたびに、ゲームをするたびに、彼の顔が浮かんでくる。
別に引きずっているわけでもなければ、恨んでいるわけでもなく、ただ一日一日を過ごしているけれど、一緒にいた時間が長すぎて忘れることができない。
彼をきっかけに好きになったものを嫌いだと否定したくないし、実際とても好きなものがたくさんある。
でもなかなか彼を切り離すことができない。
きっと世の中の人達もこんな苦しみをしているよと自分に言い聞かせて今もずっと心を保っているけど、自分の中に彼を好きな気持が残っているのかと不安になることもある。
彼と過ごして楽しかったことはたくさんあった。趣味も合ったしずっと一緒にいた。それでもしんどいと感じることもたくさんあった。
でもふと思い出すのは楽しかったことばかりで、記憶の引き出しの手前にずっといる。
彼と過ごした楽しかった思い出も辛い思いでも全部引き出しのずっと奥の奥に眠ってくれればいいなと思って過ごしている。
もうメンヘラみたいなこと言いたくないし、カラオケで「これ元カレが好きだったやつ」とか死ぬほどダサいから絶対言いたくないし私の脳みそがちゃんと気を遣ってくれることを願うばかり。