彼女は何か言いたげ。

口にだすほどでもないことを言葉にする

エゴエゴアンドエゴ

「あなたに幸せになってほしい」

この言葉、すごく良く出来た言葉で、一見相手のことを思いやっているようでエゴの押し付けに過ぎない。

表面上はとても良い言葉だけれど、言葉の発信者のエゴがちらっと見えてしまう。

 

幸せになってほしいという感情自体を否定したいわけではない。

実際友達には幸せになってほしいと心から思っている。

ただ、言葉に出してしまうと思いやりから押し付けになってしまう。

「あなたの現状は幸せではないでしょう?」「もっとこういう生き方すれば幸せなのに」

言葉の意図が別にあるんじゃないかと思ってしまう。

 

もちろん純粋な意味で使う人もいるだろう。

心から「幸せになってほしい」と思っている人が言うことは絶対あると思う。

でも、私のようなひねくれ者はちゃんと嬉しがれない。

「あなたの思う幸せって何?」「今でも十分幸せですけど、足りないっていうんですか?」「ああ、私が不幸だってことね」

セリフを書くだけで私がひねくれ者だってバレちゃうな…。

 

何が言いたいって、あなたのそのセリフは思いやりに見えたエゴじゃないですか?ということ。

どうにかしたいって気持ちより前に自分が出ていませんか?

最初に例に挙げた言葉以外にも「かわいそう」とか言ってませんか?

私は言われたくないから絶対に私には言わないでください。

 

あと「生きてて楽しい?」って言葉もつらくなるから絶対に言わないで。